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建売の点検、修繕について

■□相談内容 

土地(5区画のうちの1)を買って
条件付でその不動産屋でツーバイフォーの家を建てました。

点検について1・2年点検ということで来ましたが、不具合ないですか?って聞いて
不動産屋が自ら屋根や床下などプロが見ないとわからないところはまったくみません。
素人の点検と同じです。1区画で浴室下配管の水漏れ、
もう一区画の物件では屋根から水漏れあり。不安でたまりません。

点検義務については、契約上点検の項目まで明記してませんので
やむをえないのでしょうか? どう自衛していけばいいのでしょうか?


□■アドバイス:1

 >1区画で浴室下配管の水漏れ、もう一区画の物件では屋根から水漏れあり

との事ですが、
その時の業者はきちんと対応したのでしょうか?はっきり言いますと、
建設業はクレーム産業と言われている位、クレームの多い業種です。
  
不安と思うのでは無く、不具合を発見したら早く業者に連絡をして
早く修理をして頂く様にして下さい。

1・2年点検は業者によって違いがあるとは思いますが、
住宅の場合は、建物の主要構造部分の点検と言うよりは、
目に見える部分、特に建具調整等を行う場合が多いと思います。

又、住宅性能保証制度がありますが、詳しいことは下記URLを参考にして下さい。

  (財)住宅保証機構さんのホームページ http://www.ohw.or.jp/

(高原開発・涌井さん)


□■アドバイス:2

当社でも、建売はしておりますが、はっきり言って
人間が作るもの機械が作ったように完璧は、ありません。
ですから、膨大な数の建売の中で、
クレームがいくつか出るのは、やむをえない事です。

ただ、不動産業者、工事責任者が色々とチェックをして、
クレームを限りなく少なくしていく。
逆に、それでも、クレームが出た場合、それにちゃんと対処していき、
お客様に信用していただく。この努力だけは、惜しみません。

今回のような点検の場合、まず床下を点検するのは、難しいでしょうし、
天井裏を見ることも同じだと思います。
床や天井に穴を開けてみることなんて、できませんから…。
(点検口などをあらかじめ設置していれば別)
逆に、不具合ないですか?等と訪問してくれる業者さんは、
逆に良心的だと思います。見に来てくれない業者の方が、多いでしょうから…。

自衛方法は、雨漏り、配管からの水漏れを見つけた場合(その他もろもろも)、
早急に業者さんに連絡を取って対処してもらう、これ以外ないんじゃないでしょうか?

今後、実際に何かのクレームがあって、業者が対処してくれない等あれば、
また、その時にもご相談に乗りますよ。
(不動産のサンミ・月山さん)


□■アドバイス:3

通常の住宅であれば、屋根裏や床下も必ず入れるようになっているはずですよ
(例えば1階の和室の畳の下とか、2階のトイレの上にでも点検口があるはずです)。

どうしても心配であれば、汚れてもいい格好をして懐中電灯を持って
自分で入って確認するのが一番早いと思います。
  
壁からの水漏れだけは壁をはがすしかないので難しいですが、
屋根と床下程度であれば、簡単に出来ます。
(三菱地所・寺島さん)


■□相談者より

ご教授いただきありがとうございました。 
値段が車の10倍以上するのに誠にびっくりする次第です。

私の場合は、2年点検までで後はクレーム待ちとのことです。
対応していただける不動産屋ではありますが、
未然に予防するという観点ではないとのことですね。
また、東海地震の強化地域内なので
地震に強いツーバイフォーという売りで建てたんですが、
屋根は耐震措置されていないとのことで愕然ともしております。

日本では、いったい家の価値というものを
何だと考えているのでしょうか?疑問を持つ次第です。


□■アドバイス:4

日本人ユーザーの住宅に関する考え方の問題もあります。
以前にこの相談コーナーとは別に、
メンバー(業界関係)の不動産MLでも話題になりました。

そもそも、日本では建物、特に居住用の木造住宅に関しては、
購入後に手を入れるユーザーが少なすぎるのです。
  
アメリカでは、中古住宅を購入して、
日本で言う日曜大工仕事を一生懸命して、建物の付加価値を上げる
と言う考え方が有ります。建物は、ユーザー自身が手をかけてやるものだ
と言う考え方がしっかりしているのです。
購入時に自分が気に入った建物をたてるのは、当然ですし、
建売等の場合でも、気に入らない部分は、自分で直します。
最低でも、屋根の補修、壁の補修はユーザーが自分でする場合が多く、
配管等も自分で修理するユーザーが多い様です。

相談者さんの言う事も理解できますが、
自分で自分の家をしっかり見て、クレームは早く業者に連絡して
対応して頂く、経年変化で傷んだ箇所は自分で早く補修する。
家をもっと大事にするユーザーが増えれば、
業者ももっと家を真剣に建てると思います。

屋根の耐震措置も、はっきり言って、購入者がチェックすべき問題でしょう。
希望があればオプション工事をやって頂くべきだと思います。
業者は、コストとの関係で、どうしても削るところは、削ってしまいます。
違法建築では無いはずですから、業者を責める事は難しいでしょう。
(ツーバイフォーが在来工法に比較して地震に強いのは間違い無いと思います)

建物は、特にこの不景気で安い価格のものが増加しています。
表面の便利さだけを重視して、
30~40年くらいしか使えない住宅が増加している状況では、
日本の家の価値は益々下がって行く様な気がします。
購入者自身による、建物の選び方がより重視されると思います。

 ※今の公庫仕様や建築基準法では、
  丈夫で長持ちする家には程遠いと思いますし、
  家としての必要最低限の仕様だと思います。

(高原開発・涌井さん)

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