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新築賃貸マンションの作業の遅れについて

山形・20代男性
約1ヶ月前に、新築の賃貸物件を不動産屋さんに紹介され、
まだ内装工事が完了していなかったのですが、外観と条件で、
この物件に申し込みをする事になりました。

この申し込みは、年収などの個人情報もすべてきちんと記載し、
   ●内装が完了したら、一番手として内件し、入居の可否を判断できる権利
であるということでした。

しかし、「内装が完了しましたので、中をご覧になれます」
と不動産屋から連絡があって、予定を空けていても、当日になって、
「管理会社に連絡したところ、工事の予定が変更になり、
今日は見られなくなってしまいました」と連絡がきた日が3日もありました。

また、携帯電話に会ったこともない管理会社から電話があり、
「内装を見ないで、この物件でいいと言っている方がいるのですが…」
という連絡が入ったこともありました。その際には、
「不動産屋と連絡を取ってください」と言って、
その後の電話にはでませんでした。

入居可能と言われていたのは、9月初めの予定でしたが、
まだ内装を見ることもできず、何も決定していない状況です。
不動産屋は管理会社に連絡を取って、
どういう事なのか、いろいろ確認しています。

憤りを感じています。
ここまで引っ張るようなことはあるのでしょうか?
このような状況にどう対処するべきなのでしょうか?




□■アドバイス:1

投稿の内容を見ると、まだ契約してないようですが…。
申込書だけで契約をしてないのであれば、正式に契約が成立した
とは言えないと思いますが、いかがでしょうか?

(高原開発・涌井秀人さん)




■□相談者より

契約はしていません。内覧一番手ということで、
ほぼ契約が決定しているものとして、申込書を記載しました。
契約は成立していないにせよ、内覧できる権利はなくなってしまって
良いものなのでしょうか?申込者がいるのに、
断りなしに契約者を立てるのは、不正にはならないのでしょうか?




□■アドバイス:2

基本的には、申込書は順位保全の為のものですから、
貴方が断らない限り、順位は1番のはずです。
ただし、その他の遅延等に付きましては、その申し込み書の内容に従います。

(高原開発・涌井秀人さん)




■□相談者より

ご返信いただきましてありがとうございました。
もう少し、不動産屋と交渉を進めて、いい物件に出会えるよう頑張ります。
誠にありがとうございました。




□■アドバイス:3

すでに涌井様の回答のとおりですが、私や私の知人も
貴方と同じような体験をしたことがありますので、補足させていただきますね。

この言い方が適切なのかは分かりませんが、モラル的には正しくなくとも、
法的に責任を負わせることは難しい場合があります。

今回の場合、おそらく、

   相談者さん → 相談者さん側業者(不動産屋さん)
                 ↑
                 ↓
          大家さん側業者(管理会社?) ← 大家さん

  と言う図式になっているような気がします。

つまり、相談者さんから依頼を受けた不動産屋さんが、
入居者募集をかけていた物件の中から、
その物件を選んで交渉を進めている…と言う感じですかね?

ですから、その申込書の効力が、大家さん側の業者が、
他の業者経由の入居希望者を排除できる内容であるかどうかが重要です。
  
(そうではない場合は、当然、モラル的には正しくなくとも、
 相談者さんよりも条件が良い方がいれば、そちらと先に契約をしても
 法的に責任を問わすのが難しい場合もありますからね)

ただ、以下の2点を、ご自身で確認された方が良いと思います。

   ●相談者さんがお願いしている不動産屋さんは、本当に信頼できるのか?
    ここまで差し迫った状況にもかかわらず、例えば、相談者さんが電話しなけれ
    ば、何も言ってこないような業者であったなら、要注意です。

   ●契約しようとしている物件は、本当に信頼できるのか?
    私は、今回の応対だけで判断させていただきますと、
    大家さんにせよ、管理会社にせよ、誠意があるとは思えません。
    どんなに良い物件であっても、後々のトラブルを考えると、他も検討された
    方が宜しいかも知れません。物件よりも「人」を見てください!

(わんえるで~おー・前野)




□■アドバイス:4

前野様、補則有難う御座います。
ただ、ちょっと気になるのは、そのようなケースが良くあるのでしょうか?
業者として免許を持っている限り、たとえ、申込書とは言え、
順位保全の連絡をしない(?)、もしくは、連絡を受けても、
もっと良いお客が来たら、そちらに乗り換える(?)…、
これでは、申し込み書の意味が無くなってしまいます。
責任の擦り付け合いを許すべきではありません。

そのような宅建業者は、都道府県の担当窓口に苦情を言って、
指導して頂き、場合によっては免許を取り上げる必要があると思います。
それがこの業界の健全化と信用に繋がると思います。

(高原開発・涌井秀人さん)




■□相談者より

涌井様、前野様、ご回答いただきありがとうございます。
私が直接やり取りしている不動産屋さんからの連絡は、
私がかけなければ連絡はない状態です。

それに加え、実は先日、不動産屋さんに
「管理会社が、今さら審査に落ちたと言っているんです。条件はとてもいいのに
 落ちることは通常ありえませんので、明確な理由を管理会社に確認してます」
と言われ、また連絡を待っている状態です。私には落ち度的な条件は全くないと思います。
非常に怒りを感じていますが、どこにぶつけたらいいのかわかないのが、
正直なところなのです。すみません。よろしくお願い致します。




□■アドバイス:5

ちょっと、不思議に感じます。
当社でも、入居人(賃借人)の条件を厳しくつけてくるオーナー(賃貸人)は
います。その場合は、入居申込書を記入して頂く理由の1つに
大家さんの条件を事前に説明します。
その条件をクリアーすればOKが必ず出ます。

後の前野さんの返答を見ていると、何となく事情は察しがつくのですが…、
怒りというよりは、不思議な感じです。

客付業者(相談者さん側の業者)には、あまり問題が無いようですので、
そのオーナーとオーナー側の管理会社に問題があるように感じます。
  
とりあえず、客付業者には都道府県の担当窓口に
相談に行くと断ってから、相談に行ったら良いと思います。

詳しくは、東京都都市整備局の、
  http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/juutaku_seisaku/tintai/310-3-jyuutaku.htm
  
などのガイドラインを参考になさると良いと思います。

(高原開発・涌井秀人さん)




□■アドバイス:6

まず、どこに問題があるのかを、ご自身で突き止めることが最優先です。
(但し、引越予定日が決まっているのであれば、今、依頼している業者が疑わし
 いのであれば、口約束ではなく、きちんと申込み自体を解除した後、
 別の良心的な業者を探し、そして、物件を探されると宜しいかと思われます)

当事者ではないため、見えない部分が多いので、何とも言えないのですが、
可能性としては、
   ●相談者さんの依頼している不動産屋さんが何らかのウソをついている場合
   ●先方(管理会社・大家さん)が順位保全を守らなかった場合
  の両方とも考えられますので…。

怒りのやり場に関しましては、涌井様のご指摘をご参考ください。

   ■涌井様
    いつも有難うございます。また、ちょっと言葉足らずでした。すみません。
    今回、相談者さんの投稿で、
     ・記入したのは本当にその物件に対する申込書だったのか?
    が、今ひとつ、分からなかったため、確認されるように奨めました。
    と申しますのも、もしかしたら、
     ・記入されたもの → 相談者さんの依頼した不動産屋の登録書類
     ・物件の申込み  → 正式な申込みにはなっておらず口約束
    と言う可能性もあるように思いまして…。
    今回の相談者さんのような条件付(内覧して問題が無ければ契約)の場合、
    正式に申込みをさせてくれないケースがありました。
    (先方はあくまでも「無条件」を最優先させるため)
    これがうちのケースの1つだったのですが、別のケースでは、
    明らかに申込み自体を無視されたものもありました。

    「よくあるケース」かどうか…に関しましては、個人的には、
    「そうであって欲しくない」のですが、特に東京の人気エリアの割安物件の場合、
    残念ながら無いとは言い切れない気がします。
    ただ、これは、不動産屋さん側のモラルだけではなく、
    大家さん側のモラルにも問題があるようでして、また別のケースでは、
    引越決定2週間前に、大家さん都合でドタキャンされたと言うのもありまして…。
    (ただ、このケースの場合は、素晴らしい不動産屋さんで、
     必死にもっと良い物件を翌週に探し出してくださっております)




□■アドバイス:7

なるほど、おおよその東京の人気物件の状態は解りました。
しかし、モラルと言うよりは、業者としての自覚の無さが原因であり、
法的に処理が可能になる必要性を感じます。

相談からは若干外れると思いますが、あくまで私見で有る事を前提に言います。

大家の場合は、消費者契約法、もしくは商法により、
宅建業者は業法により、罰せられるべきだと思います。
何も宅建業法や借地借家法が全てでは無いと思います。

大家(賃貸人)さんは立派な、不動産賃貸を業とする業者であり、
商人であるはずです。税務的にも立派に会社を設立したり、
個人でも不動産賃貸用の決算を行っているはずです。
つまり、賃貸人と賃借人には「商人と消費者」という図式も
成り立つ可能性も否定できないと思います。

消費者契約法は、今は売買がその対象となっていますが、
その範囲が広がれば、賃貸借契約も対象になる可能性はあるかもしれません。

問題は大家(賃貸人)に、その自覚が無いことでしょう。
もし、その様な大家(賃貸人)を相手にした場合は、宅建業者は厳しく
接するべきだし、どんなに人気があっても取り扱わないようにすべきです。
  
単に儲けたいから扱うのであれば、無免許の違法ブローカーにでも
なっていれば良いと思います。
(つまり、紹介だけしてバックを貰って、重説や契約をやらない紹介屋です。
 でも、東京の様子を伺うと言いすぎかもしれませんが、
 ほとんどこのブローカーとやっていることは同じように感じてしまいます。
 まぁ、実際、ブローカーの方が儲かっているなぁ…と感じることもあります)

賃貸人も「立派な商人である」という自覚を持って欲しいのと同時に、
宅建業者にもプライドと自覚を持って欲しいと切に願います。

(高原開発・涌井秀人さん)




□■アドバイス:8

どうも有難うございます。
まさに、私も涌井様のおっしゃる通り、
 「賃貸人も『立派な商人である』という自覚を持って欲しいのと同時に、
  宅建業者にもプライドと自覚を持って欲しいと切に願います」
だと思いますし、同時に、
   ●良い大家さん(賃貸人)や良い不動産屋さん(宅建業者)が成功する世の中
になって欲しいと思っています。

そして、多くの皆様をサポートをさせていただく立場として、
もう一つ加えさせていただきたいのが、
   ●一般の皆さんも、良し悪しを判断する力を養って欲しい
と言うことでしょうか…。

涌井様の指摘された違法ブローカーが儲かってしまうのは、
それを支えてしまっている一般の人々がいるから…だと、
厳しいかも知れませんが、思ったりもします今日この頃です。




■□相談者より

涌井様、前野様、ご丁寧な回答をいただき、ありがとうございます。
やはり、回答にありましたように相談窓口に行って、
相談をしてみることにします。
今回の一件で引越しへの意欲もなくなってしまい、
物件探しも諦めてしまっていたのですが、はっきりとした結果をもらい、
次のステップにしたいと思うことができました。
相談をして良かったです。どうもありがとうございました。

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