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差し押さえから逃れる為の名義貸しについて

相談内容 差し押さえから逃れる為の名義貸しについて

宮城・女性・30代
夫の父が倒産し、自宅を差し押さえられました。
その住宅を購入する際、夫が保証人となりました。

差し押さえから逃れて住み続けるために
義理の兄の知り合いの人が、500万円出すといっています。

しかし、離婚経験があり、母子手当てをもらっている方らしく
自分の名義で購入した形はまずいと、
今度は名義だけ嫁の私で解決したいとの申し出がありました。

親戚関係でない間柄のかたにお願いすることではないとは思いますが、
両親の家への執着もあり、名義だけでも協力したほうがいいのかと悩んでいます。
私の名義になることで不利な点や将来の予想されるトラブルをアドバイスいただけないでしょうか?


□■アドバイス

私見ですが、
その建物に金融機関等の抵当権が付いているのだとしたら、
建物の名義を誰に変えようが、
差し押さえを逃れる事は出来ません。

然し、抵当権が設定されていないのだとしたら、
売買して名義変更した場合は差し押さえはされないでしょう。
ただ、受領した売買代金については
差し押さえられる可能性も有るかも知れません。
(その500万円を返済に充てるという意味でしょうか・・・)

今回の名義貸しのケースで想定される問題点としては、
・500万円が贈与となるか、若しくは借金を負う危険性がある
 貴方が身内以外から500万円を贈与されたと考えられ
 その贈与税の支払いをする必要性が出る可能性が有ります。
 これは借用書を作成する事によって回避できますが、
 その場合は、貴方が身内以外から500万円の借金をする
 と言う事になりますので、これはこれで注意が必要でしょう。
 身内に連帯保証人になって貰う必要が有りますが、
 連帯保証人に返済能力が有るかどうかも疑問です。
 どちらにしても、この500万円は、
 直接の親戚が出す訳でもなさそうですから、
 その取り扱いにはかなりの注意が必要な気が致します。

・取得時に不動産所有権移転に伴う諸経費と、
 後日に不動産取得税が掛かる可能性が有る。
 (自己居住用で無い場合は、税額控除も
  かなり難しくなるかも知れません)

・固定資産税を毎年支払う義務が生じる

諸経費や税金関係の負担について、口約束だけでは無く、
しっかり書面にしておく方が良いと思います。
その時には、家賃と相殺する形を取るのか、
それとも家賃は無料(使用貸借契約)とし、
税金関係だけ住人が支払うのか?
その点もしっかり決めておいた方が良いでしょう。

この様な名義貸しで、
名義を貸す方のメリットは全く無いと言っても良いでしょう。
あくまでも、自分の身内を助ける為に、
ある程度の犠牲を払ってあげると言う心構えが必要かと思います。
メリットが有るとすれば、
身内を助けることが出来ると言う一点に尽きるのではないでしょうか。
勿論、揉めるとそれ相当の出費が出る可能性も考えておいて下さい。

ただ、困っている身内を助けるのも人情とも言えます。
貴方がかけた温情を裏切らない身内で有れば、
損得とは別に助けるのも良いと思いますが、如何でしょうか。

(高原開発・涌井さん)

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